2020.12.06
英国の調査会社による大手メディアへのアンケート
デジタル出版プラットフォーム「Pugpig」を提供するKaldor(英国)は11月16日、デジタル出版の現況を網羅した包括的な業界レポート「Pugpig 2020 State of the Digital Publishing Market Report」を公開した。
同レポートは、Pugpigのポートフォリオ全体の集計データと、エコノミストやコンデナスト、ハースト、そしてウォールストリートジャーナルといった、大手メディアの業界幹部との対面インタビューを組み合わせてまとめたもの。
読者が利用している端末はスマートフォンが67.0%で、タブレット(14.0%)と合わせると8割を超える。また、モバイル利用時間の85%はウェブサイトではなくアプリが占めていることから、アプリは「最も忠実で熱心な読者が時間を過ごす場所」だと同レポートでは分析している。
スマートフォンとタブレットの割合については、日刊紙では64.7%、週刊誌では61.4%がスマートフォンを利用している。一方、月刊誌では56.4%がスマートフォン、43.6%がタブレットと、他に比べてタブレットの利用率がやや高い。
大手メディアの業界幹部との対面インタビューで得た、各メディアの「今、直面している挑戦」については、多くのニュースメディアが「定期購読者の維持」を挙げる一方、雑誌などのマス媒体は多くが「定期購読者の新規獲得」を挙げた。
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