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ペイウォールとは? ペイウォールの種類、仕組み、採用メディア例などを解説

メディアビジネス編集部

【目次】

  1. ペイウォールの種類
  2. ペイウォールの国内事例10選2022
  3. ペイウォールの導入方法
  4. まとめ

ペイウォール(Paywall)とは、ウェブマガジンやニュースアプリ、動画サイトなどのデジタルメディア上で、記事などのコンテンツのアクセスに制限を設け、会員登録したユーザーや電子決済システム等で料金を支払ったユーザーだけが全コンテンツを利用できる仕組みです。

近年、アドテクノロジーの台頭により広告ビジネスが強い価格競争に晒される中、情報消費スタイルの変遷に伴いデジタル化する各メディアにおいて、読者の個人情報を収集しつつ少なくない収益が得られる手段として導入する企業/メディアが増えてきています。

ペイウォールの種類

従来よりのデジタル化、COVID-19による情報消費スタイルの大きな変化により、デジタルメディアが実装するペイウォールの類型は日進月歩の進化を辿っており、2020年10月時点では、大まかに下記のようなタイプが確認されています。

ペイウォールなし

ペイウォールがないメディア

ペイウォールがないメディアは、はじめて訪問した「ゲストユーザー」に対しても、全コンテンツを公開します。

ターゲットユーザーの人数が大きく、膨大なアクセス数を基盤に大きな広告モデルでの収益が見込めるマスメディアや、ブランディングや市場拡大を目的としたオウンドメディアなどがペイウォールを設けずに情報発信することに向いています。

ペイウォールがないメディア例

メンバーシップ制ペイウォール

メンバーシップ制ペイウォール

メンバーシップ制ペイウォールを実装したメディアは、全コンテンツを無料会員登録したユーザーにだけ公開します。会員登録しないゲストユーザーには、コンテンツの概要部分だけ見せる(=リードイン/Read-in)か、まったく見せない形を取る例が多いようです。

ターゲットユーザーの人数的マーケットボリュームが比較的少ない、比較的専門的な情報を発信する専門メディアか、いわゆる「囲い込み戦略」としてメールマガジン配信などによる継続的流入対策、顧客分析からのアップセルや別収益源によるクロスセルを狙う戦略を採るメディアに向いています。

メンバーシップ制ペイウォールのメディア例

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この記事の著者

メディアビジネス編集部

出版社や新聞社などのメディア事業者、製造業や小売業などのオウンドメディアを運営する企業向けに、総合コンサルティングサービス「MediaDX」の提供、システム構築、メディア運用など、事業立案からグロース・多角化戦略まで幅広く支援している。
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