Netflixは2020年末で2億人突破、勢い増すVOD市場

「Disney+」、全世界の有料会員数が1億人突破

メディアビジネス編集部

米ウォルト・ディズニー・カンパニーは3月9日、定額制動画配信サービス「Disney+」(ディズニープラス)の全世界の有料会員数が1億人を突破したと発表した。

サービス開始から1年4ヶ月での達成。同社の最高経営責任者(CEO)であるボブ・チェイペック(Bob Chapek)氏は定時株主総会で、高品質のコンテンツ開発に対する投資を大幅に増やしていきたいと言及。「年間100以上の新作タイトルを目標に設定」していると強気の姿勢を示している。

同サービスは、ディズニーのほか、ピクサー、マーベル、スター・ウォーズ、ナショナル ジオグラフィックの映画や作品の動画配信専用プラットフォームとしての役割を果たしており、歴代の話題作から最新のオリジナルシリーズまで幅広い世代に対応した人気コンテンツを多数擁していることが強みのひとつ。サービス開始時には、『スター・ウォーズ』シリーズ初の実写ドラマ『マンダロリアン』など独自作品を投入し話題となっていた。

ディズニープラスは2019年11月に米国での提供開始を皮切りに、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、ヨーロッパ、ラテンアメリカへ急速に展開、最近ではシンガポールでサービスが開始された。アプリ利用情報プロバイダーのApptopia(米国)発表のデータによると、「2020年に最もダウンロードされたVODアプリトップ10(米国)」において、同サービスは452万ダウンロードを記録、ネットフリックス(447万)やAmazonプライム・ビデオ(270万)を抑えて年間1位に躍り出た。

Entertainment_US@2x

動画配信大手の米ネットフリックスも順調に有料会員数を伸ばしており、2020年末時点で2億人を突破(2億366万人)している。

今回の発表の詳細は、同社ウェブサイトにて詳細を確認できる。

この記事の著者

メディアビジネス編集部

出版社や新聞社などのメディア事業者、製造業や小売業などのオウンドメディアを運営する企業向けに、総合コンサルティングサービス「MediaDX」の提供、システム構築、メディア運用など、事業立案からグロース・多角化戦略まで幅広く支援している。
おすすめの記事