海外からの閲覧が増加中のSNSへセルフ出稿が可能に

エンタメ系に特化した運用型広告、ピクシブが提供開始

メディアビジネス編集部

ピクシブ(東京都渋谷区)は1124日、アニメやマンガ、ゲームなどのエンタメ系商材に特化した運用型広告プラットフォーム「pixiv Ads」正式版の提供を開始した。

電子書籍やゲームなどの案件と高い親和性

出稿申し込みから配信設定まで、広告代理店や広告主自身がすべてオンラインで行える。広告フォーマットは、単一の画像とカルーセルの2種類が用意されている。

2年間のベータ版配給の期間中に配信ロジックやターゲティングの改善などを行ってきた同サービスだが、特に電子書籍やゲームなどの案件との高い親和性を発揮しており、「エンタメ系商材において優れた広告効果が期待できる」と同社。配信面は、現時点ではpixiv Web版(スマートフォン、PC)、pixiv アプリ版、pixivコミックの3つ。今後、pixiv並びに関連サービスにおける広告配信面を順次拡大していく予定だという。

アクティブユーザーの50%超が、日本語以外の言語使用者

「pixiv」は同社が運営するイラストやマンガ、小説などを中心とした創作物の発表と交流に特化したSNSとして20079月に開始。累計登録ユーザーは8400万人を超え、投稿された累計作品数は11800万作品にのぼる。

日本を拠点として始まった同サービスだが、近年は海外からの作品投稿と閲覧が大きく増加。日本語以外の言語を使用しているアクティブユーザーは総ユーザーの50%を超えており、英語(22%)、中国語(簡体字16%、繁体字5%)、韓国語(7%)など世界中からコアなファンを集めている。海外からの作品投稿も増加しており、20227月には月間26万作品以上と過去最高を記録したという。

同発表の詳細はこちらから確認できる。

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出版社や新聞社などのメディア事業者、製造業や小売業などのオウンドメディアを運営する企業向けに、総合コンサルティングサービス「MediaDX」の提供、システム構築、メディア運用など、事業立案からグロース・多角化戦略まで幅広く支援している。
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