2022.12.09
海外からの閲覧が増加中のSNSへセルフ出稿が可能に
ピクシブ(東京都渋谷区)は11月24日、アニメやマンガ、ゲームなどのエンタメ系商材に特化した運用型広告プラットフォーム「pixiv Ads」正式版の提供を開始した。
出稿申し込みから配信設定まで、広告代理店や広告主自身がすべてオンラインで行える。広告フォーマットは、単一の画像とカルーセルの2種類が用意されている。
2年間のベータ版配給の期間中に配信ロジックやターゲティングの改善などを行ってきた同サービスだが、特に電子書籍やゲームなどの案件との高い親和性を発揮しており、「エンタメ系商材において優れた広告効果が期待できる」と同社。配信面は、現時点ではpixiv Web版(スマートフォン、PC)、pixiv アプリ版、pixivコミックの3つ。今後、pixiv並びに関連サービスにおける広告配信面を順次拡大していく予定だという。
「pixiv」は同社が運営するイラストやマンガ、小説などを中心とした創作物の発表と交流に特化したSNSとして2007年9月に開始。累計登録ユーザーは8400万人を超え、投稿された累計作品数は1億1800万作品にのぼる。
日本を拠点として始まった同サービスだが、近年は海外からの作品投稿と閲覧が大きく増加。日本語以外の言語を使用しているアクティブユーザーは総ユーザーの50%を超えており、英語(22%)、中国語(簡体字16%、繁体字5%)、韓国語(7%)など世界中からコアなファンを集めている。海外からの作品投稿も増加しており、2022年7月には月間26万作品以上と過去最高を記録したという。
同発表の詳細はこちらから確認できる。