Googleの検索順位アルゴリズムに使われる新しい指標

電通デジタル、CWV対応のウェブサイト速度改善サービス提供開始

メディアビジネス編集部

電通デジタル(東京都港区)が5月28日、Googleの新しいサイト評価指標「Core Web Vitals(CWV)」に対応したウェブサイトの表示速度改善サービスの提供を開始したと発表した。

検索結果の順位を決定づけるアルゴリズムへのCore Web Vitalsの導入については、Googleが6月中旬よりランキングシステムの一部として段階的に導入することを明らかにしている。

対象ウェブサイトのコピーを構築し検証するサービス

電通デジタルの同サービスでは、対象ウェブサイトのコピー環境を構築し、Core Web Vitalsや、Googleのページ速度計測ツールPageSpeed Insightsに基づく現状スコアを測定。コピー環境でHTMLやJavaScript改修、サードパーティタグの最適化といった施策によるスコア改善の検証を繰り返すことで、最も効果の高い施策案を導出する。

同社によると、すでに求人会社の大規模サイトで実施したプロジェクトの成果として、ウェブサイトの表示速度を4秒以上短縮し、Core Web VitalsでGoogleが良好と定める水準までに引き上げた実績がある。

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SEOやCRO対策等によるウェブサイトの支援実績を持つ同社が、デジタルマーケティングツールの実装支援に取り組むand,a社(東京都目黒区)とウェブサイトの表示速度阻害要因の分析を専門とするアイデアマンズ社(東京都港区)と共同で同サービスを開発。改修前の改善効果シミュレーションによる最適施策の立案から、実装、改善まで一気通貫で支援する。

発表の詳細は、同社ウェブサイトにて確認できる。Core Web Vitalとビジネス指標の相関関係については、Googleの公式ブログで詳細が説明されている。

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出版社や新聞社などのメディア事業者、製造業や小売業などのオウンドメディアを運営する企業向けに、総合コンサルティングサービス「MediaDX」の提供、システム構築、メディア運用など、事業立案からグロース・多角化戦略まで幅広く支援している。
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