日本でも流行るか?

音声配信ビジネスを解説する新書 予約キャンペーンで電子書籍版を無料配布

メディアビジネス編集部

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インプレス(東京都千代田区)は、12月18日に発売する書籍『いちばんやさしい音声配信ビジネスの教本 人気講師が教える新しいメディアの基礎』に先駆け、同書を各オンライン書店で予約すると電子書籍(PDF版)をプレゼントするキャンペーンを開始した。

同署は音声配信ビジネスの特徴やポテンシャルについて網羅的に解説したもの。電子書籍プレゼントキャンペーンは2020年12月17日(木)予約分まで、同社ホームページ内の特設ページから申し込める。

テレビ、新聞、インターネットなどのサービスや広告において、これまで重視されていたのはユーザーの「視覚」だ。しかしSpotifyやradikoなど強力な音声プラットフォームの登場やASMRの流行により、ユーザーの「聴覚」に注目が集まりつつある。

ネット広告業界団体Interactive Advertising Bureau(米国ニューヨーク、IAB)が実施したポッドキャストの広告市場調査(調査:PwC)によると、2020年第3四半期および第4四半期のポッドキャストの広告販売額は回復が見込まれている。2020年度を通すと、米国のポットキャスト広告市場は、コロナ禍の影響を受けたにもかかわらず14.7%の成長が予想されており、その規模は10億ドルに達する見込み。

ポッドキャスト広告市場は29.6%成長する見込みだったが、14.7%の見込みに修正された
ポッドキャスト広告市場は29.6%成長する見込みだったが、14.7%の見込みに修正された

同調査では、ポッドキャスト広告はCOVID-19に対し他のメディアよりも抵抗力があると分析しており、理由として、活発で柔軟な情報発信の形態であるため広告内容の迅速な変更が可能だということ、ポッドキャストの広告主にとって既に人気を確立していた「ニュース」ジャンルは2020年にはユーザーにより広く受け入れられていること、などが挙げられている。

日本でも、先月1日には中国新聞社(広島県広島市)がVoicy(東京都渋谷区)展開するボイスメディアVoicy内で独自チャンネルを開設、放送を開始するなど、いくつかのメディアで動きが見られる。

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出版社や新聞社などのメディア事業者、製造業や小売業などのオウンドメディアを運営する企業向けに、総合コンサルティングサービス「MediaDX」の提供、システム構築、メディア運用など、事業立案からグロース・多角化戦略まで幅広く支援している。
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