時間帯によってメルマガ開封率に顕著な差

メルマガを配信すべき時間は朝ではなく平日夜間、ラクス調査

メディアビジネス編集部

ラクス(東京都渋谷区)が220日、メールマガジンに関する調査結果を発表。朝の時間帯は、メルマガが読まれにくい傾向があることを明らかにした。

過半数の読者はメルマガを平日夜間(帰宅後)に読む

メルマガを読む時間帯として、半数以上の回答者が選んだのは「平日の夜間(帰宅後)」で)57.0%だった。次に多かったのは「休日の日中(余暇時間)」で40.4%だった。一方、平日朝(外出前)は18.2%と、最も多い平日夜間に比べるとその割合は3分の1以下にとどまり、平日の通勤・通学時間(13.2%)はそれをさらに下回る。

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読まれやすい時間帯にメルマガを配信することで、開封率の向上が期待できる。同調査では、自社の顧客データや過去の配信結果をもとに配信時間を決めることを推奨しているが、それができない場合には、昼以降の時間帯に配信するのがよいと述べている。

1メール1コンテンツが基本、読者の半数はWebサイト遷移後に読み返さない

また、メルマガ内にあるリンクからWebページに遷移した後、同じメルマガを読み返さない人の割合は48.2%と、ほぼ半数にのぼることがわかった。「必ず戻って読み返す」と答えた人の割合は6.2%と低いことから同調査では、1回のメルマガで複数のコンテンツを案内するよりも、以下の方法をすすめている。

・基本は「1メール1コンテンツ」

・クリックしてもらいたいCTA1つに絞る

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オプトアウト方法は明確かつ平易に表記を、違反者には罰則も

また、3分の1以上の回答者が「受信しているメルマガの配信停止を行うために、迷惑メール報告をしたことがある(37.6%)」と答えていることがわかった。この背景として同調査では、配信停止の手続きがスムーズにできないことなどを挙げている。

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いわゆる「特定電子メール法」では、原則としてあらかじめ同意した者に対してのみ、広告宣伝メールの送信が認められる 「オプトイン方式」が導入されている。同意を得て広告宣伝メールを送信する場合でも、以下の情報を含むことが義務づけられており、違反メールを送ると処罰される可能性がある。

●受信拒否の通知

・受信拒否ができることを、受信拒否の通知先の直前または直後に表示する

・送信に用いられたメール宛の返信で通知できる場合は、その旨を電子メールの中の受信者が、容易に認識できる場所に表示する

●受信拒否の通知を受けるための電子メールアドレスまたはURL

URLの場合は、リンク先において受信拒否に必要な情報が、明確かつ平易に提供されている

URLの場合は、受信拒否の通知が容易に行うことができるよう、必要な措置が講じられている

「メルマガに関する調査レポート」は2022年12月に全国の20~69歳の男女を対象にインターネットで調査を実施。有効回答数は500。同発表の詳細はこちら、レポート(完全版)は同社Webサイトからダウンロードできる。

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出版社や新聞社などのメディア事業者、製造業や小売業などのオウンドメディアを運営する企業向けに、総合コンサルティングサービス「MediaDX」の提供、システム構築、メディア運用など、事業立案からグロース・多角化戦略まで幅広く支援している。
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