2020.12.01
メディア事業者側の媒体価値、正しい評価をめざして
ニールセン デジタル(東京都港区)は11月25日、「デジタル広告におけるメディアデータ活用に関する研究会」の研究成果をまとめたものを発表した。
2019年11月に同社と大手広告主各社で発足したこの研究会では、デジタル分野における「ブランディング広告のメディア選定」に必要なデータや指標について議論を重ねていた。そして最終会合にて「量」「ターゲット」「質」の面で分類し、重要性や情報取得の難易度および実現性等から優先順位を整理した共通指標を選定した。
今回の研究会で合意を得られた整備すべき共通指標として、次が挙げられている。
ダウンロード数やユニークユーザー数ではなく、デバイス横断でユニークな「人」ベースの共通指標(特定の月だけではなく、年間を通して最新のMAU、WAU、DAUのデータ)
絞り込んだターゲット属性の利用者数を、同一区分(5歳刻み、都道府県など)で比較できるデータ
メディアの視聴態度、モーメントをとらえたプロモーション設計に合わせて比較できるデータ
アドベリフィケーション観点ではなく掲載面においてShare of Voiceが担保されているのか、競合他社と同時に掲載されていないか、同じ面の複数広告枠に同時に掲載されていないか
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